昔は、梅毒はペニシリンが有効とされるまでは不治の病といわれ、

その感染した後の患者の様子から恐れられていた病の一つでした。

今は早期治療すれば完治できる病気ですが、近年若者を中心に増えていると言われています。

 

梅毒はトレポネーマ・パリダムという病原菌が原因です。

この菌が皮膚や粘膜の小さな傷から侵入して、血液中に入って感染します。

アナルセックスでの感染が多いともいわれていて、口に病変がある場合は、キスでも感染します。

妊娠中に感染した場合にも梅毒を発症することがあります。

梅毒は期間によって症状が出にくくなることもあります。

3週間、3ヵ月、3年のスパンで見ていくといわれていますが

その間なにも症状が出なくて、初期発見が遅れることもあります。

 

梅毒は経過した期間で第1~4期に分かれます。感染率は6割から8割ともいわれています。

HIVを合併している場合には、症状が急速に進みます。

第3期には、中枢神経が侵されて神経症状が起こることもあります。

(HIVを合併している場合には、さらに早く神経症状が現れます。)

この神経に現れる症状は発症してから数年から数十年後に出ることもあります。

 

早期に正しい治療をしていればこわいイメージを持つ梅毒は治ります。

ただし!放置をしていると感染してから数年後に、内臓や脳をおかす非常にこわい病気でもあるので

シッカリと治療をすることです。

 

梅毒の潜伏期間や症状について

男女ともに症状は同じでいくつかの期間に分かれます。

梅毒の症状 第1期-第2期感染後3週間~3ヶ月

早期は感染力が強いです。

感染したところの部分である性器、口、肛門などの皮膚や粘膜に、しこりができます。

しばらくすると、しこりの中心部が硬く盛り上がってきてやがて表面がただれてきます。

しかしこのしこりは1ヶ月ほどで消えます。

また痛みのないリンパ節のはれが起こったり、太ももの付け根がはれたりします。

しかし放置しておくと2~3週間で消えます。

痛みや膿は出ませんが、この症状を見逃し放置すると、潜伏しながら第2期へ進行してしまいます。

第2期 感染後3ヶ月~3年

2~3ヶ月後に全身の皮膚に、大小さまざまな形をした暗赤色の発疹やあざが出ます。

性器や肛門周辺にはイボがたくさんできて口の中の粘膜に乳白色のポツポツが出ることもあります。

また、脱毛症状が現れる場合もあります。

3ヵ月から3年にわたって続きますが

この発疹もやがて消えて自然になくなります。

また無症状になるので放置されることが多くなります。

ここで注意していただきたいのは、第1期、第2期ともにこれらの症状がでないまま病気が進行することもあることです!

梅毒の症状 第3期-第4期 感染後10年~

潜伏期間を重ねて、何年か経過します。

第3期から第4期に進むと、内蔵や脳に異常をきたし重大な病気に進行していきます。

結節性梅毒疹やゴム腫と呼ばれる症状になりますが、

現在ではほとんど見られないといわれています。

 

梅毒の検査時期や方法について

感染後3週間くらいから症状が出始めるので、少しでも怪しいともったら性病検査キットで検査をしましょう!

また、梅毒の患者の約10%がHIVにも感染していたというデータがあり、梅毒の病変部がHIVに感染しやすくなると言われているので

HIV(エイズ)、梅毒など2つ以上まとめて検査できるキットがオススメします。

また病院の場合は男性の場合は泌尿器科・性病科、皮膚科などで検査ができ、女性の場合は産婦人科、皮膚科、性病科で受診が出来ます。

保健所で無料、匿名の検査を行ってくれる場合もあります。

 

梅毒の治療方法や再発を防ぐ方法について

梅毒の治療方法については基本的には薬物療法で治療します。

病変がある部位によっては、点滴治療が必要です。

梅毒の治療には、ペニシリン系の抗生物質が効きます。

しかし、アレルギーを持つ場合には、エリスロマイシン、塩酸ミノサイクリンなどを使用します。

(塩酸ミノサイクリンは胎児への副作用が懸念されるので、別の薬剤を使用します。)

梅毒の治療期間は、基本4週間です。

治療後は、梅毒が完治したかどうか再度において、血液検査を行います。

治療を開始すると、リンパ節の腫れなどの症状が現れる場合があります。

梅毒は、何度でも再発するため、再発防止にコンドームを着用しましょう。

3週間は無症状であるため、不特定多数の人との性交渉はしないようにしましょう。

また同性愛者でも感染の確率が高くなっていますので注意が必要です。