C型肝炎とはC型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の感染症です。

HCVに感染すると慢性肝炎、肝硬変、肝がんになることがあります。

肝臓は自覚症状がないまま病気が進むことがあり、症状がなくても病気が進行していることが多いのです。

現在日本では肝炎ウィルスのC型として100万人規模の感染者がいるとされています。

多くの人が肝がんにより亡くなっているのですが、その中には感染がわかっていない人や

わかっていても通院せずに亡くなる人も含まれています。

慢性肝炎、肝硬変、肝がん患者の割合が多いのもC型肝炎です。

これらはHCV感染者であり、年間何万人ものの割合で肝臓がんなどに肝臓がんなどになっているのです。

進行がゆっくりで気が付きにくいため20~30年で60歳をこえると肝がんになっているというパターンもあるようです。

 

感染経路はB型肝炎同様、予防接種による注射器の使いまわし、輸血に伴う感染などがあげられています。

現在では、医療環境の整備により、感染が起きることはほぼないとされています。

性交渉、ピアスの穴あけやタトゥーなどでの器具感染も挙げられます。

 

C型肝炎の潜伏期間や症状は?

男性のC型肝炎ウイルス持続感染率はかなり高いとされています。

HCVは感染者の血液を介して感染することも多いとされています。

社会生活のうえで、他人の血液に直接触れることはあまりありませんね。

ただ性交渉中に傷があったなどの
知らないうちに感染してしまったというパターンは少なくありません。

 

女性の場合も自覚症状は薄く、HCVは血液を介して感染し、

2~14週間の潜伏期間を経て急性肝炎となることがありますが、

急性肝炎を起こすことは比較的少ないです。

多くは感染しても自覚症状がないのですが、

ウイルスが自然に排除されずに「慢性肝炎」になることもあります。

このうち慢性肝炎の患者さんのうち、3割、4割の方が20年ほどの年月をかけて「肝硬変」なることがあります。

また肝硬変の方の10パーセント未満で、肝がんが合併するといわれています。

黄疸や腹水貯留、意識障害なども出てきます。

 

C型肝炎の検査方法について

まず、C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査がHCV抗体検査と呼ばれています。

血液中にHCV遺伝子があるかどうかを調べる検査で、血液採取をして簡易検査を測るキットや、病院を通じて肝炎の進行度、肝臓でつくられるアルブミンや、プロトロンビンという蛋白の量を、総合的に判定する検査もあります。

簡易キットでは肝臓の線維化を調べるために、ヒアルロン酸やIV型コラーゲンなどの血液検査で行う場合もあります。

肝がんの合併を知るためには腹部超音波検査、MRI検査などの画像検査を行います。

おなかに針を刺し、特殊なカメラで肝臓を診ることもあります。

血液検査のときに腫瘍マーカーなどを組み合わせることもあります。

 

C型肝炎の治療方法や再発を防ぐ方法

錠剤による治療で12週間内服する方法や、C型慢性肝炎の場合にはHCVに対するインターフェロン(IFN)療法、

あるいは直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の内服治療により、かなり高率にウイルスの完全排除が期待できます。

しかし、引き続き経過観察を受けることが重要です。

定期的な超音波検査やCT・MRI検査などの画像検査を受けることも大切になります。

どの治療法を選択した方がよいかは、主治医とよく相談する必要があります。

また完全なウィルス排除をすることができない場合などもありますので、

再発防止のための定期的な観察は重要なポイントとなります。

注射器での感染は、今はほとんど見られないようになりましたが、

現在の原因はピアスやタトゥー、薬剤などの回し打ち、あるいは不衛生な鍼治療などが多くなっています。

このような利用をする際に気を付ける、安易にやらないことが予防につながります。